2010年 02月 23日
まだまだ読んでいます
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以前、米原万里さんの本について書きましたが、更に2冊アマゾンで購入しました。前回の記事にくまさんが残して下さったコメントを読んで”オリガ・モリソヴナの反語法”に興味を持って、まずこの本から読みました。この本は、米原万里さんの初長編小説なのですが、ほんとに面白いんです!
最初は、本のタイトルがわかりにくてどんな内容なのかな?と一瞬思ったのですが、このタイトルが正にこの本の内容を表していて、本の内容をちょこっと書くと、主人公がソ連崩壊直後の90年代に仕事でロシアに赴き、ひょんなことから60年代に通っていたプラハのソビエト学校で出会った踊りの先生の”オリガ・モリソヴナ”という名前を発見し、旧友との再会、新たな出会いやその当時の歴史背景を交えてその先生の謎を解いていくのですが、ノンフィクションに近いフィクションのような感じで、文句なしに面白くて、せっかちな私は、物語の先が知りたくてせっつくように一気に読んでしまいました。そして、今、ゆっくりともう一度読み直しているところです。
そして、もう1冊の”終生ヒトのオスは飼わず”という本は、先日読んだ”ヒトのオスは飼わないの?”の続編とも言えるべき本で、本の後半にはご自身のご家族のことも書かれています。米原万里さんは、飼われている犬や猫たちのことを”毛深い家族”と表現されているのですが、”毛深い家族”は捨て犬や野良犬で、新しい家族が増える度にその奮闘ぶりを面白おかしく書かれています。
そして、本の後半には米原万里さんが亡くなられた後、秘書の女性が、読者がその後の”毛深い家族”が、どうなったか心配しないようにと、米原万里さんが生前見送った家族と、米原万里さんを見送った家族のその後の様子が書かれています。特に心に残ったのは、1冊目の本の最初に登場する捨て犬のゲンは、雷が苦手で、ある日雷が激しく鳴って怯えて家から飛び出して以来行方不明になってしまって、捜査活動を続けるのですが、情報を得て喜んで迎えに行くのですが、結果的にはゲンではなく、ゲンとは違う犬だけど、それでも放っておくことが出来ずに、その2匹の犬を家に連れて帰って新しい家族として暮らしながら、ゲンの捜査を続けて8年間ゲンとの再会を持ち続けたことや、病魔が進行し、ご自身や周りの方が米原さんの水面下で里親探しを始めます。そして、体を動かすことが出来なくなった米原さんが、お別れをする下りや、その時の動物たちの様子を読んでいると嗚咽してしまいました。
”ヒトのオスは飼わないの?”と”終生ヒトのオスは飼わず”の2冊の本には、米原万里さんの独特の知性とユーモアで、捨て犬や捨て猫の現状がさらっと書かれてありますが、きっと米原万里さんは読んでいる私達に動物への愛情=責任ということを投げかけ、伝えたかったのだと思います。この本を読見終えた時に、ティンティンを家族として迎えるにあたって、ドッグホテルのシュミットさんに言われた”もう1匹飼う理由がシュリの為と言うのではなくて、当たり前のことだけど、飼い主としての犬を飼う責任感が一番大事です。シュリだけでなく、ティンティンの犬の人生と命を預かることを忘れないで下さいよ。”という言葉を改めて胸に刻みました。
最近のチビティンは、シュリの背中に頭を乗せる範囲がどんどん増えていき、
気持ち良さそうに爆睡しています。
チビティンめ!でも、ひっついて寝ると、暖かくて僕も気持ちええでぇ~!
最初は、本のタイトルがわかりにくてどんな内容なのかな?と一瞬思ったのですが、このタイトルが正にこの本の内容を表していて、本の内容をちょこっと書くと、主人公がソ連崩壊直後の90年代に仕事でロシアに赴き、ひょんなことから60年代に通っていたプラハのソビエト学校で出会った踊りの先生の”オリガ・モリソヴナ”という名前を発見し、旧友との再会、新たな出会いやその当時の歴史背景を交えてその先生の謎を解いていくのですが、ノンフィクションに近いフィクションのような感じで、文句なしに面白くて、せっかちな私は、物語の先が知りたくてせっつくように一気に読んでしまいました。そして、今、ゆっくりともう一度読み直しているところです。
そして、もう1冊の”終生ヒトのオスは飼わず”という本は、先日読んだ”ヒトのオスは飼わないの?”の続編とも言えるべき本で、本の後半にはご自身のご家族のことも書かれています。米原万里さんは、飼われている犬や猫たちのことを”毛深い家族”と表現されているのですが、”毛深い家族”は捨て犬や野良犬で、新しい家族が増える度にその奮闘ぶりを面白おかしく書かれています。
そして、本の後半には米原万里さんが亡くなられた後、秘書の女性が、読者がその後の”毛深い家族”が、どうなったか心配しないようにと、米原万里さんが生前見送った家族と、米原万里さんを見送った家族のその後の様子が書かれています。特に心に残ったのは、1冊目の本の最初に登場する捨て犬のゲンは、雷が苦手で、ある日雷が激しく鳴って怯えて家から飛び出して以来行方不明になってしまって、捜査活動を続けるのですが、情報を得て喜んで迎えに行くのですが、結果的にはゲンではなく、ゲンとは違う犬だけど、それでも放っておくことが出来ずに、その2匹の犬を家に連れて帰って新しい家族として暮らしながら、ゲンの捜査を続けて8年間ゲンとの再会を持ち続けたことや、病魔が進行し、ご自身や周りの方が米原さんの水面下で里親探しを始めます。そして、体を動かすことが出来なくなった米原さんが、お別れをする下りや、その時の動物たちの様子を読んでいると嗚咽してしまいました。
”ヒトのオスは飼わないの?”と”終生ヒトのオスは飼わず”の2冊の本には、米原万里さんの独特の知性とユーモアで、捨て犬や捨て猫の現状がさらっと書かれてありますが、きっと米原万里さんは読んでいる私達に動物への愛情=責任ということを投げかけ、伝えたかったのだと思います。この本を読見終えた時に、ティンティンを家族として迎えるにあたって、ドッグホテルのシュミットさんに言われた”もう1匹飼う理由がシュリの為と言うのではなくて、当たり前のことだけど、飼い主としての犬を飼う責任感が一番大事です。シュリだけでなく、ティンティンの犬の人生と命を預かることを忘れないで下さいよ。”という言葉を改めて胸に刻みました。
最近のチビティンは、シュリの背中に頭を乗せる範囲がどんどん増えていき、
気持ち良さそうに爆睡しています。
チビティンめ!でも、ひっついて寝ると、暖かくて僕も気持ちええでぇ~!
by mitshuri
| 2010-02-23 23:55
| 生活
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