2010年 05月 21日
銀婚式
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昨日の夕方、シュリとティンティンをシュミットさんのドッグホテルに連れて行きました。そして、いつものように、振り返りもせずに犬舎の中へと、さっさと走って行くシュリとチビティン。
毎年この時期になると、私達は、ベルリンに住むヨッヘンの妹家族に会いに行きます。去年までは、シュリも一緒にエッセンからベルリンまで6時間、車で行ってたのですが、今回はヨッヘンの妹ウルリケ夫婦の銀婚式のお祝いパーティーを北ベルリンのOranienburg(オラニエンブルグ)と言うのどかな町のホテルで親戚40名が集まってお祝いをするので、ヨッヘンと話し合った結果、今回はシュリとティンティンにはお留守番をしてもらうことにしました。
ヨッヘンもめでたいことなので、奮発してICE(日本の新幹線)のファーストクラスを予約しました。前の席に座っている家族連れの子供達もヨッヘンと同じぐらい大はしゃぎをしていました。
さっそく、ヨッヘンは、2度目の朝食と称して食べています。
窓からの景色を眺めながら、3時間ちょっとの快適な列車での移動を楽しみました。
ベルリンの駅に到着!この大きなワンちゃんは、ホームで誰を待っているのかな?
以前に何度か書きましたが、ヨッヘンは二卵性双生児の弟で、兄のクラウスは、ヨッヘンよりも更に変わり者です。クラウスは、ほんとに真面目で、真面目すぎて面白く、本人はいたって真面目に話しているので、人を笑かす気持ちが更々ないので余計に面白くて、私はそんな面白い義兄のクラウスに家族ミーティングで会えるのが楽しみの1っでもあるのです。
3年前に亡くなった義母の墓石を購入する時に,兄妹が集まったのですが、集合場所に現れたクラウスは車から出てくると、まるで指揮者のよう透明なコンダクトを振りながら歩いて来ました。そんな姿を見てヨッヘンは、”クラウスの奴、きっと車の中でクラシック音楽を聴いていたんだな。”と、ぼそっと呟きました。
そして、ヨッヘンとクラウスは、義母の墓石選びはそっちのけで他人さまの墓石の品評を始め、まともに話が出来ずに困ったウルリケは私に、”ねぇ、Sona。母の墓石はどれが良いと思う?”と相談したのでありました。
そして、今回、クラウスは、そんな私の期待を裏切らずマンダリンを弾きながら現れました。
なんでもこのマンダリンは1ヶ月前に購入したばかりのお気に入りで、クラウス一家はエッセンから車で来たのですが、途中でドライブインで休憩する度に、公衆の面前でポロロンポロロンとマンダリンを弾いて、マンダリンの腕前をご披露していたそうです。(爆)
このマンダリンは、ヨッヘンの大好きな”Fender”の物。ヨッヘンに自慢したかったようです。
3時~5時までは、何種類もの手作りケーキでお茶を楽しみました。
さすがは双子です!ヨッヘンもクラウスもケーキを3個ぺロリと食べていました。
お茶とケーキを楽しんだ後は、ホテルの隣にある動物園で散歩を楽しむことにしました。
のどかな町の動物園で、ヨッヘンも童心にかえったのか、この乗り物を一緒に挑戦したのですが、後で、気分が悪いと言っておりました。
散歩を楽しむ大きなワンちゃんは、カカの後始末をするビニール袋を首にぶらさげてます。
さっそく、お土産物屋さんをのぞくヨッヘン。
動物園でも、マンダリンが大活躍。
マンダリンを弾きまくるクラウス。誰か、止めてぇ~!
のどかな町だけあって、大きな牛ものどかに寛いで気持ちが良さそうです。
この親子の動物は、何という種類の動物なのでしょうか?
シマウマを見て、子供の頃によく遊びに行った王子動物園を思い出しました。
山羊専用のお菓子を買って中に入ると、山羊たちが集まってきました。
右側の子山羊は、なんだかチビティンに似ている。(笑)
7時から、銀婚式を祝うパーティーが始まりました。
私もガッツリと、食事を頂きました。
美味しいドイツ料理を味わっていると、スクリーンには昔懐かしいウルリケ夫婦の25年前に出会った頃から今までに至るまでの沢山の写真が映し出されました。親戚の人達やヨッヘンとクラウスも一時のタイムスリップを楽しんでいました。
みんなでゲームや若者達のちょっとした寸劇を楽しんだり、
最後に、ウルリケ夫婦にみんなからのプレゼントの贈呈をしました。
ウルリケとはお互いの誕生日やクリスマス以外にも、近況報告を電話で話したりもしますが、1度だけ、思うことあって、その時の私の正直な心情綴ったメールを送ったことがあります。今から思うと、それはほんとに些細なことなのですが、その時は、そうしないと私の気が治まらなかったのか、気がつけば辞書を引き引き数時間かけて、超長々のメールを書き上げて送りました。
そんな私のメールを読んでくれたウルリケから直ぐに返信メールが届いて、そのメールには、”私にとって、ヨッヘンは心優しい兄ですが、時々、わからずやの兄でもあります。なので、あなたのメールを読んで、私はあなたの気持ちが、ほんとによくわかります。私が、結婚した当時はドイツは統一されていなかったこともあって、母にエッセンから離れた東ベルリンに住むミヒャエルとの結婚話をする時は、私には勇気が必要でした。でも、そんな私の心配をよそに、母は私達の結婚を祝福してくれるだけでなく、結婚してからも、その当時、母は既に60歳を過ぎていましたが、それでも自らが車を運転し、チェックポイントを通過し私に会いに来てくれました。幾つになっても、母は母、娘は娘であることに変わりがないのですね。そして、そんな母の愛情の深さを結婚をして改めて感じました。自分の結婚を振り返る度に、日本に家族を残し、日本から遠く離れたエッセンでのヨッヘンとの結婚を祝福してくれたあなたのお母さんと2人の息子さんの計り知れない思いと、あなたの決心をほんとに嬉しく思っています。時には、日本に住む家族を恋しく思ったりすることもあると思いますが、あなたは1人ぼっちではありません。どんな小さなことでも思うことがあれば、いつでも私に連絡してきて下さい。それに、女同士でないとわからないこともあるでしょ?そんな時は、電話でいっぱい話をしましょう!”と、それは心強い言葉が書かれてました。その時の私には、どちらが正しくてどちらが間違っているというジャッジではなくて、”あなたの気持ちがよくわかる。”と言う言葉が必要だったので、そんな私の気持ちを察してくれたウルリケは、さすがだなと思いました。
ウルリケとミヒャエルにおめでとう!の言葉を言った後に、大好きなウルリケにこっそりと”結婚生活が25年も続くなんて、ほんとにすごいね!私には真似出来ないわ。”と、言うと、ウルリケは”大丈夫よ!時々、腹が立つこともあるけど、気がついたらいつの間にか25年が過ぎていたのよ。あなたも、そう思いながら銀婚式を迎える日が来るわ!”と、笑いながら言いました。私達も銀婚式が迎えられるように、健康に気をつけないといけませんね。ヨッヘンに長生きしてもらうために、これからは、もっとヨッヘンの甘い物食べ過ぎに要注意!(笑)
二卵性双生児の兄のクラウスよりも
ウルリケとヨッヘンの方が、一卵性双生児のように似ていると思うのは私だけでしょうか?
毎年この時期になると、私達は、ベルリンに住むヨッヘンの妹家族に会いに行きます。去年までは、シュリも一緒にエッセンからベルリンまで6時間、車で行ってたのですが、今回はヨッヘンの妹ウルリケ夫婦の銀婚式のお祝いパーティーを北ベルリンのOranienburg(オラニエンブルグ)と言うのどかな町のホテルで親戚40名が集まってお祝いをするので、ヨッヘンと話し合った結果、今回はシュリとティンティンにはお留守番をしてもらうことにしました。
ヨッヘンもめでたいことなので、奮発してICE(日本の新幹線)のファーストクラスを予約しました。前の席に座っている家族連れの子供達もヨッヘンと同じぐらい大はしゃぎをしていました。
さっそく、ヨッヘンは、2度目の朝食と称して食べています。
窓からの景色を眺めながら、3時間ちょっとの快適な列車での移動を楽しみました。
ベルリンの駅に到着!この大きなワンちゃんは、ホームで誰を待っているのかな?
以前に何度か書きましたが、ヨッヘンは二卵性双生児の弟で、兄のクラウスは、ヨッヘンよりも更に変わり者です。クラウスは、ほんとに真面目で、真面目すぎて面白く、本人はいたって真面目に話しているので、人を笑かす気持ちが更々ないので余計に面白くて、私はそんな面白い義兄のクラウスに家族ミーティングで会えるのが楽しみの1っでもあるのです。
3年前に亡くなった義母の墓石を購入する時に,兄妹が集まったのですが、集合場所に現れたクラウスは車から出てくると、まるで指揮者のよう透明なコンダクトを振りながら歩いて来ました。そんな姿を見てヨッヘンは、”クラウスの奴、きっと車の中でクラシック音楽を聴いていたんだな。”と、ぼそっと呟きました。
そして、ヨッヘンとクラウスは、義母の墓石選びはそっちのけで他人さまの墓石の品評を始め、まともに話が出来ずに困ったウルリケは私に、”ねぇ、Sona。母の墓石はどれが良いと思う?”と相談したのでありました。
そして、今回、クラウスは、そんな私の期待を裏切らずマンダリンを弾きながら現れました。
なんでもこのマンダリンは1ヶ月前に購入したばかりのお気に入りで、クラウス一家はエッセンから車で来たのですが、途中でドライブインで休憩する度に、公衆の面前でポロロンポロロンとマンダリンを弾いて、マンダリンの腕前をご披露していたそうです。(爆)
このマンダリンは、ヨッヘンの大好きな”Fender”の物。ヨッヘンに自慢したかったようです。
3時~5時までは、何種類もの手作りケーキでお茶を楽しみました。
さすがは双子です!ヨッヘンもクラウスもケーキを3個ぺロリと食べていました。
お茶とケーキを楽しんだ後は、ホテルの隣にある動物園で散歩を楽しむことにしました。
のどかな町の動物園で、ヨッヘンも童心にかえったのか、この乗り物を一緒に挑戦したのですが、後で、気分が悪いと言っておりました。
散歩を楽しむ大きなワンちゃんは、カカの後始末をするビニール袋を首にぶらさげてます。
さっそく、お土産物屋さんをのぞくヨッヘン。
動物園でも、マンダリンが大活躍。
マンダリンを弾きまくるクラウス。誰か、止めてぇ~!
のどかな町だけあって、大きな牛ものどかに寛いで気持ちが良さそうです。
この親子の動物は、何という種類の動物なのでしょうか?
シマウマを見て、子供の頃によく遊びに行った王子動物園を思い出しました。
山羊専用のお菓子を買って中に入ると、山羊たちが集まってきました。
右側の子山羊は、なんだかチビティンに似ている。(笑)
7時から、銀婚式を祝うパーティーが始まりました。
私もガッツリと、食事を頂きました。
美味しいドイツ料理を味わっていると、スクリーンには昔懐かしいウルリケ夫婦の25年前に出会った頃から今までに至るまでの沢山の写真が映し出されました。親戚の人達やヨッヘンとクラウスも一時のタイムスリップを楽しんでいました。
みんなでゲームや若者達のちょっとした寸劇を楽しんだり、
最後に、ウルリケ夫婦にみんなからのプレゼントの贈呈をしました。
ウルリケとはお互いの誕生日やクリスマス以外にも、近況報告を電話で話したりもしますが、1度だけ、思うことあって、その時の私の正直な心情綴ったメールを送ったことがあります。今から思うと、それはほんとに些細なことなのですが、その時は、そうしないと私の気が治まらなかったのか、気がつけば辞書を引き引き数時間かけて、超長々のメールを書き上げて送りました。
そんな私のメールを読んでくれたウルリケから直ぐに返信メールが届いて、そのメールには、”私にとって、ヨッヘンは心優しい兄ですが、時々、わからずやの兄でもあります。なので、あなたのメールを読んで、私はあなたの気持ちが、ほんとによくわかります。私が、結婚した当時はドイツは統一されていなかったこともあって、母にエッセンから離れた東ベルリンに住むミヒャエルとの結婚話をする時は、私には勇気が必要でした。でも、そんな私の心配をよそに、母は私達の結婚を祝福してくれるだけでなく、結婚してからも、その当時、母は既に60歳を過ぎていましたが、それでも自らが車を運転し、チェックポイントを通過し私に会いに来てくれました。幾つになっても、母は母、娘は娘であることに変わりがないのですね。そして、そんな母の愛情の深さを結婚をして改めて感じました。自分の結婚を振り返る度に、日本に家族を残し、日本から遠く離れたエッセンでのヨッヘンとの結婚を祝福してくれたあなたのお母さんと2人の息子さんの計り知れない思いと、あなたの決心をほんとに嬉しく思っています。時には、日本に住む家族を恋しく思ったりすることもあると思いますが、あなたは1人ぼっちではありません。どんな小さなことでも思うことがあれば、いつでも私に連絡してきて下さい。それに、女同士でないとわからないこともあるでしょ?そんな時は、電話でいっぱい話をしましょう!”と、それは心強い言葉が書かれてました。その時の私には、どちらが正しくてどちらが間違っているというジャッジではなくて、”あなたの気持ちがよくわかる。”と言う言葉が必要だったので、そんな私の気持ちを察してくれたウルリケは、さすがだなと思いました。
ウルリケとミヒャエルにおめでとう!の言葉を言った後に、大好きなウルリケにこっそりと”結婚生活が25年も続くなんて、ほんとにすごいね!私には真似出来ないわ。”と、言うと、ウルリケは”大丈夫よ!時々、腹が立つこともあるけど、気がついたらいつの間にか25年が過ぎていたのよ。あなたも、そう思いながら銀婚式を迎える日が来るわ!”と、笑いながら言いました。私達も銀婚式が迎えられるように、健康に気をつけないといけませんね。ヨッヘンに長生きしてもらうために、これからは、もっとヨッヘンの甘い物食べ過ぎに要注意!(笑)
二卵性双生児の兄のクラウスよりも
ウルリケとヨッヘンの方が、一卵性双生児のように似ていると思うのは私だけでしょうか?
by mitshuri
| 2010-05-21 23:26
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