2010年 10月 06日
安閑園の食卓
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今日から、フラットの屋根の取り換え工事が始まります。なので、これからしばらく、6時起床です。なぜか、ヨッヘンは、張り切っていますが、私は、つらいわぁ…。
日照時間も短くなって、最近は8時を過ぎないと明るくなりません。これまた、つらいわぁ…。
深まり行く秋ですが、最近、暖かいのが嬉しいです。
今日、アマゾンから”安閑園の食卓 私の台南物語”という本が届きました。他の本を何冊か注文したのですが、例によって、アマゾンのお薦めにまんまと乗ってしまいました。アマゾンも、最近は、私の好みを熟知しているようで、この赤い色の中国っぽい表紙に魅かれて内容も確認せずに注文したのですが、そんな私の期待を裏切ることなく、この本は、とても美味しくて、興味深い本です。
台湾の台南市の「安閑園」と呼ばれる大きな荘園で育った著者の辛永清さんの子供の頃の食卓の風景や食の記憶が綴られている本で、読んでいると本の中に出てくる数々のお料理が食べたくなってきます。お正月や慶事ごとの特別なお料理はほんとに豪華で想像力を駆り立てられて、私もその食卓に並びたい!と、無茶なことまで思ってまうほどです。そして、他にも、エピソード的にさらっと紹介されている戦後の様子や、結婚を機に東京に移り住み、その後離婚をしても東京に留まり、料理研究家として活躍し、ご子息を育てる下りは、著者の料理に対する情熱と女性の逞しさ、芯の強さを感じました。
引き込まれるように、この本を読んでいると、以前1度だけ訪れた台湾の風景や同じ中華料理でも、あっさりとしたお醤油を使った、日本の味を感じる台湾料理が懐かしくなりました。そして、それだけでなく、私がエッセンに越すまで長年勤めていた会社の社長夫婦の家族と家庭料理を思い出しました。以前にも書きましたが、私は華僑の家族経営の貿易会社で働いていたのですが、貿易業務だでなく、広東省出身の社長夫婦の家族から中国の食事や生活習慣や文化を職場でふれることができました。年末になると社長のお母さんが沢山の大根餅を作るので、私も毎年お裾分けをしてもらうのが何よりの楽しみでした。他にも、手作りの餃子や香港のお土産の鳩の唐揚げや、中秋節の時に食べる月餅、そして、奥さんや会長夫婦の手料理だけでなく、時々、社長の手料理もご馳走になったりと、食にまつわる思い出がいっぱいです。
そんな食いしん坊の私の食欲をそそるこの本は、他のお料理本とは格段に違います。本の帯とあとがきは、林真理子さんが書かれていて、実は、この本は1986年に刊行されたのですが、食道楽の林真理子さんの働きかけで2010年に復刊されたのもうなずけます。食欲の秋、読書の秋。秋の夜長の楽しみにお勧めの1冊です。
この本を読み終えた後にワンパターンのお弁当を作るのは、気が引けましたが、今日も、お弁当を作りました。冷凍のれんこんを使ったので、しゃきしゃき感がちょっと欠けるのですが、それでも、お弁当の香りで美味しかったです。
今日から、生活のリズムが変わるんやったら、僕達のお腹の時計も変えんとあかんのん?
僕達のお腹の時計よりも、ヨッヘンは大丈夫としても、ほんまにちゃんと起きれるんやろか?
日照時間も短くなって、最近は8時を過ぎないと明るくなりません。これまた、つらいわぁ…。
深まり行く秋ですが、最近、暖かいのが嬉しいです。
今日、アマゾンから”安閑園の食卓 私の台南物語”という本が届きました。他の本を何冊か注文したのですが、例によって、アマゾンのお薦めにまんまと乗ってしまいました。アマゾンも、最近は、私の好みを熟知しているようで、この赤い色の中国っぽい表紙に魅かれて内容も確認せずに注文したのですが、そんな私の期待を裏切ることなく、この本は、とても美味しくて、興味深い本です。
台湾の台南市の「安閑園」と呼ばれる大きな荘園で育った著者の辛永清さんの子供の頃の食卓の風景や食の記憶が綴られている本で、読んでいると本の中に出てくる数々のお料理が食べたくなってきます。お正月や慶事ごとの特別なお料理はほんとに豪華で想像力を駆り立てられて、私もその食卓に並びたい!と、無茶なことまで思ってまうほどです。そして、他にも、エピソード的にさらっと紹介されている戦後の様子や、結婚を機に東京に移り住み、その後離婚をしても東京に留まり、料理研究家として活躍し、ご子息を育てる下りは、著者の料理に対する情熱と女性の逞しさ、芯の強さを感じました。
引き込まれるように、この本を読んでいると、以前1度だけ訪れた台湾の風景や同じ中華料理でも、あっさりとしたお醤油を使った、日本の味を感じる台湾料理が懐かしくなりました。そして、それだけでなく、私がエッセンに越すまで長年勤めていた会社の社長夫婦の家族と家庭料理を思い出しました。以前にも書きましたが、私は華僑の家族経営の貿易会社で働いていたのですが、貿易業務だでなく、広東省出身の社長夫婦の家族から中国の食事や生活習慣や文化を職場でふれることができました。年末になると社長のお母さんが沢山の大根餅を作るので、私も毎年お裾分けをしてもらうのが何よりの楽しみでした。他にも、手作りの餃子や香港のお土産の鳩の唐揚げや、中秋節の時に食べる月餅、そして、奥さんや会長夫婦の手料理だけでなく、時々、社長の手料理もご馳走になったりと、食にまつわる思い出がいっぱいです。
そんな食いしん坊の私の食欲をそそるこの本は、他のお料理本とは格段に違います。本の帯とあとがきは、林真理子さんが書かれていて、実は、この本は1986年に刊行されたのですが、食道楽の林真理子さんの働きかけで2010年に復刊されたのもうなずけます。食欲の秋、読書の秋。秋の夜長の楽しみにお勧めの1冊です。
この本を読み終えた後にワンパターンのお弁当を作るのは、気が引けましたが、今日も、お弁当を作りました。冷凍のれんこんを使ったので、しゃきしゃき感がちょっと欠けるのですが、それでも、お弁当の香りで美味しかったです。
今日から、生活のリズムが変わるんやったら、僕達のお腹の時計も変えんとあかんのん?
僕達のお腹の時計よりも、ヨッヘンは大丈夫としても、ほんまにちゃんと起きれるんやろか?
by mitshuri
| 2010-10-06 20:17
| 生活
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