2013年 07月 11日
1人じゃないの
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今日の朝、いつものように散歩をしていると、前を歩くヨッヘンとシュリに1人の女性が近づいて話をしているので、私はてっきり朝の挨拶をしているのだとばかり思っていましたが、ヨッヘンの顔つきが段々と変わってきたので、近づいてみると、その女性が、歩道に植えられている大きな木の根元を指して、"ここは、犬が糞をする場所ではありません!"と、すごい剣幕で言っています。
自分の犬の後始末をしている人を、以前より多く見かけるようになりましたし、ウンチ禁止の看板も増えましたが、それでも、犬の落とし物を通りで見かけることがあります。ドイツでは、犬の糞の後始末は犬税でまかなわれているらしいのですが、自分の犬の糞の後始末をするのは飼い主の責任として当たり前のことだと思います。その女性の指差す方向を見ると、シュリや他の犬がウンチをした訳でもなく、キレイな状態なので、たまたまシュリと一緒にその前を通りかかったヨッヘンに、その女性が日頃の鬱憤をぶつけたようです。
ヨッヘンからいつも、"ドイツで交渉ごとをする時は、決して感情的にならず冷静に、そして、最後に皮肉なジョークで締めくくるように!"と、言われているのですが、そんな高度な技は私には無理ですし、出来るなら揉め事は避けたいので、いつもならヨッヘンに任せるところなのですが、犬のことになると話が違ってきます。なので、私が、"糞の後始末をしない無責任な飼い主さんへの腹立ちさはよくわかりますが、私達の犬が、今ここで糞をした訳でもないし、それに、私は犬の糞の後始末をするために、いつもビニール袋を持っています。”と言って、その女性に持っているビニール袋を見せると、フン!といった感じで、家の中に入って行きました。
とりあえず一件落着と思ったのですが、ヨッヘンの怒りがおさまらないようで、ヨッヘンの話を聞くと、その理由がわかりました。なぜなら、その女性は、私達にとって問題の隣人だったからです。何年か前に、私達の隣のフラットの素敵な庭のある1階の部屋に、その女性一家が引っ越して来られたのですが、問題は、その女性の声がとにかく大きいのです。特に、この時期は、夜の10時半近くに日が暮れるので、11時ぐらいから庭のテーブルセットにキャンドルを灯して、家族団欒の時間が始まります。そして、深夜の1時近くまで続きます。声を潜めてくれると良いのですが、その女性のよく通る太い声と、"ハハハ!"という笑い声が響き渡ります。しかも、私達の寝室の真下に庭があるので、その女性の話している事も丸聞こえ(他の人の声は聞こえません。)なので、窓から顔を出して"うるさい!"と、叫びたくなるほどです。なので、ヨッヘンにすれば、この女性には、とやかく言われたくなかったのだと思います。
散歩を終えても気持ちがすっきりしないヨッヘンは、"そうだ!イエシャットコウさんならこの近所のことをよく知っているから、彼女に話してくるよ!"と1階のイエシャットコウさんの犬のヘーサロンに入って行きました。そして、1時間後に満面の笑みで帰ってきました。イエシャットコウさんに、ヨッヘンの胸の内を切々と訴えたところ、"あの女性の大声で迷惑をしているのは、あなた1人ではありません。私もそうですし、私達のフラットの住人のみんなもそう思っています。私なんて、何回か窓から顔を出して"静かにして!"と叫んだところ10倍返しをされました。私達だけでなく、この界隈の人達や私のサロンの何人かのお客さんも彼女の大声に迷惑をしているし、そのうちの1人のお客様からは、あなたは良いわよ。彼女の声が聞こえるのはこの時期だけだから…。私なんて、あの家族の上の部屋に住んでいるから、1年中彼女の声が聞こえるのよ!と言って嘆いています。個人的に苦情を申し出たり、警察に通報しても、全く改めないから、いずれそのうち、大きな問題になると思いますよ。"と教えてくれたそうです。
それだけでなく、今更ながら、イエシャットコウさんの近所の情報のすごさには驚かされます。その女性一家が2年前に越して来たこと、家族構成は勿論のこと、その家族の出身地や、その部屋が賃貸なのか買い取りなのか、そして家賃まで知っています。ヨッヘンが言うには、ドイツでは、近所の情報が知りたかったら、美容室に行け!と言われているらしいのですが、それは、人間だけなく犬の美容室も同じことのようです。と言うことは、私達家族の内情をイエシャットコウさんは、きっとよく知っているのに違いないと思います。そう思うと、何だか恥ずかしや…!(笑)
そして、話の最後にイエシャットコウさんが、"彼女の大声で迷惑しているのは、あなた1人じゃないし、何かあれば、みんながいるから大丈夫よ!"と、ヨッヘンに言ったそうなのですが、ヨッヘンにとっては、イエシャットコウさんの"1人じゃないの"の一言がマジックワードのようで、勇気づけられたのか、散歩の時と打って変わってニコニコ顔になっています。これから、ヨッヘンが何かで機嫌の悪い時は、1人じゃないのと耳元で囁くことにします。(笑)
今日は家の近くのトルコ料理の店でランチをしました。ヨッヘンは、ほうれん草とチーズがたっぷりなトルコのピザのPide(ピデ)を、
私はぬくぬくのトルコのパンと一緒に、
野菜と鶏肉とパスタとトルコのご飯の盛り沢山なランチセットを頂きました。
私の腕枕で微睡むティンティン。1人じゃないのと感じる瞬間です。
シュリの力強い眼差しが、いつも支えになって、私を強させてくれます。
1人じゃないって、素敵なことね〜♪♪いつまでも、どこまでも〜♪♪(by 天地真理)
そう、ヨッヘンは1人じゃないで!僕とティンティンがいるから大丈夫やで!
自分の犬の後始末をしている人を、以前より多く見かけるようになりましたし、ウンチ禁止の看板も増えましたが、それでも、犬の落とし物を通りで見かけることがあります。ドイツでは、犬の糞の後始末は犬税でまかなわれているらしいのですが、自分の犬の糞の後始末をするのは飼い主の責任として当たり前のことだと思います。その女性の指差す方向を見ると、シュリや他の犬がウンチをした訳でもなく、キレイな状態なので、たまたまシュリと一緒にその前を通りかかったヨッヘンに、その女性が日頃の鬱憤をぶつけたようです。
ヨッヘンからいつも、"ドイツで交渉ごとをする時は、決して感情的にならず冷静に、そして、最後に皮肉なジョークで締めくくるように!"と、言われているのですが、そんな高度な技は私には無理ですし、出来るなら揉め事は避けたいので、いつもならヨッヘンに任せるところなのですが、犬のことになると話が違ってきます。なので、私が、"糞の後始末をしない無責任な飼い主さんへの腹立ちさはよくわかりますが、私達の犬が、今ここで糞をした訳でもないし、それに、私は犬の糞の後始末をするために、いつもビニール袋を持っています。”と言って、その女性に持っているビニール袋を見せると、フン!といった感じで、家の中に入って行きました。
とりあえず一件落着と思ったのですが、ヨッヘンの怒りがおさまらないようで、ヨッヘンの話を聞くと、その理由がわかりました。なぜなら、その女性は、私達にとって問題の隣人だったからです。何年か前に、私達の隣のフラットの素敵な庭のある1階の部屋に、その女性一家が引っ越して来られたのですが、問題は、その女性の声がとにかく大きいのです。特に、この時期は、夜の10時半近くに日が暮れるので、11時ぐらいから庭のテーブルセットにキャンドルを灯して、家族団欒の時間が始まります。そして、深夜の1時近くまで続きます。声を潜めてくれると良いのですが、その女性のよく通る太い声と、"ハハハ!"という笑い声が響き渡ります。しかも、私達の寝室の真下に庭があるので、その女性の話している事も丸聞こえ(他の人の声は聞こえません。)なので、窓から顔を出して"うるさい!"と、叫びたくなるほどです。なので、ヨッヘンにすれば、この女性には、とやかく言われたくなかったのだと思います。
散歩を終えても気持ちがすっきりしないヨッヘンは、"そうだ!イエシャットコウさんならこの近所のことをよく知っているから、彼女に話してくるよ!"と1階のイエシャットコウさんの犬のヘーサロンに入って行きました。そして、1時間後に満面の笑みで帰ってきました。イエシャットコウさんに、ヨッヘンの胸の内を切々と訴えたところ、"あの女性の大声で迷惑をしているのは、あなた1人ではありません。私もそうですし、私達のフラットの住人のみんなもそう思っています。私なんて、何回か窓から顔を出して"静かにして!"と叫んだところ10倍返しをされました。私達だけでなく、この界隈の人達や私のサロンの何人かのお客さんも彼女の大声に迷惑をしているし、そのうちの1人のお客様からは、あなたは良いわよ。彼女の声が聞こえるのはこの時期だけだから…。私なんて、あの家族の上の部屋に住んでいるから、1年中彼女の声が聞こえるのよ!と言って嘆いています。個人的に苦情を申し出たり、警察に通報しても、全く改めないから、いずれそのうち、大きな問題になると思いますよ。"と教えてくれたそうです。
それだけでなく、今更ながら、イエシャットコウさんの近所の情報のすごさには驚かされます。その女性一家が2年前に越して来たこと、家族構成は勿論のこと、その家族の出身地や、その部屋が賃貸なのか買い取りなのか、そして家賃まで知っています。ヨッヘンが言うには、ドイツでは、近所の情報が知りたかったら、美容室に行け!と言われているらしいのですが、それは、人間だけなく犬の美容室も同じことのようです。と言うことは、私達家族の内情をイエシャットコウさんは、きっとよく知っているのに違いないと思います。そう思うと、何だか恥ずかしや…!(笑)
そして、話の最後にイエシャットコウさんが、"彼女の大声で迷惑しているのは、あなた1人じゃないし、何かあれば、みんながいるから大丈夫よ!"と、ヨッヘンに言ったそうなのですが、ヨッヘンにとっては、イエシャットコウさんの"1人じゃないの"の一言がマジックワードのようで、勇気づけられたのか、散歩の時と打って変わってニコニコ顔になっています。これから、ヨッヘンが何かで機嫌の悪い時は、1人じゃないのと耳元で囁くことにします。(笑)
今日は家の近くのトルコ料理の店でランチをしました。ヨッヘンは、ほうれん草とチーズがたっぷりなトルコのピザのPide(ピデ)を、
私はぬくぬくのトルコのパンと一緒に、
野菜と鶏肉とパスタとトルコのご飯の盛り沢山なランチセットを頂きました。
私の腕枕で微睡むティンティン。1人じゃないのと感じる瞬間です。
シュリの力強い眼差しが、いつも支えになって、私を強させてくれます。
1人じゃないって、素敵なことね〜♪♪いつまでも、どこまでも〜♪♪(by 天地真理)
そう、ヨッヘンは1人じゃないで!僕とティンティンがいるから大丈夫やで!
by mitshuri
| 2013-07-11 19:08
| 生活
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