2014年 01月 18日
わりなき恋
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今日は、デュッセルドルフに行きました。毎年、この時期になるとヨッヘンのロシアの友人のアンドレイが出張でドイツに来ます。出張の最終日に一緒に食事をして、我が家で1泊し、翌日、空港で見送っているので、今年もアンドレイが我が家に来るのを楽しみにしていました。その時に、ヨッヘンが去年の暮れに整理したミニチュアカーのトラックをアンドレイが引き取ってくれることになっていたのですが、ヨッヘンのロシア出張が前倒しになったので、私がヨッヘンの代理で、そのトラックを持ってデュッセルドルフに行くことになりました。
そんな訳で、私がこのトラックを抱えるようにして待ち合わせ場所に向かったのですが、このトラック、けっこう大きくて重いです!
待ち合わせ場所に現れたアンドレイにトラックを渡した後、弁慶でランチをしました。アンドレイは、鮭の塩焼き定食、私は湯豆腐と筑前煮定食をいただきました。
ドイツで湯豆腐が味わえるとはさすがはデュッセルドルフです!新しい着物で静々かつきびきびと働いている旅ガールちゃんとも新年の挨拶と今年もよろしくね!と言葉を交わすことが出来ました。
ホテル・ニッコー・レストラン「弁慶」
hotel nikko düsseldorf, Benkay Restaurant
Immermannstrasse 41, 40210 Düsseldorf, Germany
TEL: (0211)834-2620
営業時間 年中無休
昼 12:00〜14:00
(鉄板焼きランチは、金、土、日曜日に限り、12:00〜14:00)
夜 18:00〜21:45 (last order)
ランチの後、アンドレイがデュッセルドルフに来ると必ず立ち寄るアジアンスーパーで、アンドレイの大好きなキムチとブルドックソースをお買い上げをした後お別れし、ジャンジャンさんとの待ち合わせ場所に向かいました。
ジャンジャンさんとカフェでお茶をしたのですが、ランチをしたばかりだというのに、チョコクロワッサンをペロッと食べる私。どんだけ〜!(←古いですか?笑)
実は一昨日の木曜日にジャンジャンさんとランチをしたのですが、その時、私達はお蕎麦を食べる気満々だったのですが、そのお店が木曜日まで冬休み中で再度出直すことにして、久しぶりに"きかく"でランチをすることにしました。
天婦羅と刺身とちらし寿司のランチセットはお上品な味で美味しゅうございました。デザートのみかん1個も残すことなく完食しました。
きかく
Klosterstr. 38, 40211 Düsseldorf
TEL:(0211) 357-853
営業時間月~金 11:30~14:30(last order14:15) / 18:00~22:30(last order 22:15)
日・祝 18:00~22:30(last order 22:15)
定休日土曜日
ランチの後は、ジャンジャンさんのお薦めのカップケーキの店でお茶をしました。色使いが可愛くて、メルヘンチックな雰囲気のカフェ。色とりどりのカップケーキが並んでいて、迷いに迷った結果、チョコクリームのカップケーキを選びました。
実は、その時にジャンジャンさんに渡す物があったのですが、私は肝心の中身を忘れて外側だけ持って来るという新年早々、ドンクサイことをやらかしてしまいました。なので、今日、アンドレイと別れた後、ジャンジャンさんにそのブツを渡す為に週末の買い物に出かけるジャンジャンさんと待ち合わせをしたのです。カフェにつくと、ジャンジャンさんに"Sonaさん、岸恵子さんの本を読まれますか?"と、聞かれたので、"岸恵子さんは女優としてだけでなく作家としても好きなので、何冊か本を読んだことがあるよ。"と、私が答えると、"実は、先月、ドイツに遊びに来ていた母が、私にではなく、Sonaさんに渡して欲しいと岸恵子さんの本を預かっているんですけど、その本を読みますか?”とバッグから1冊の本を取り出しました。
その本を見て、インド人もビックリ!実は前回の一時帰国の時に買いそびれた岸恵子さんの”わりなき恋”だったからです。ジャンジャンさんのお母さまに大感謝です!
"わりない”という意味を辞書で調べると、理性や道理では計り知れない、理屈や分別を超えて、なすすべを知らない、どうしようもない男女関係とありました。一体、どんな関係なのかと思いながら本を読み始めると、70歳目前の女性作家が、大企業のトップマネジメントを担う一回り年下の男性と、偶然隣り合わせたパリ行きのファーストクラスの出会い、ふと交わした歴史的、政治的な"プラハの春"の思い出話から始まるストーリーで、本を読んでいると主人公の女性が、真っ赤な口紅が素敵で、背筋を伸ばして、凛としている岸恵子さんに重なり、もしかして、岸恵子さんの私小説なのかなと思うほどです。最近、読みたいと思う恋愛小説に出会っていなかったので、ここしばらくの間、恋愛小説とは遠ざかっていましたが、この本は、飛行機の中にはドラマがあると思わさせる大人の恋愛小説です。
飛行機と言えば、今回の一時帰国の時のデュッセルドルフからフランクフルトの国内線のフライトの出来事なのですが、30分ほどのフライトなのですが、天候の影響でけっこう揺れました。私もヨッヘンと同じように、飛行中の飛行機の揺れが苦手でほんとに怖いです。でも、心理的なものか、目的地に着く嬉しさで、着陸態勢になって飛行機が下降する時に、雲の中を突っ切るようにガクン、ガクンと揺れるのは全然平気で、心の中でイエィ〜!と叫ぶほどです。雲の下に広がる街の景色を眺めながら何の気なしに隣の席の肘掛けに置かれた指先に目をやると、隣の席の日本人男性の指先が、怖さに堪える余り真っ白になっています。それだけでなく、顔も引きつっています。その人の揺れが怖い気持ちがよくわかるので、思わず、"すごい揺れてますけど、後、もうちょっとで着くので大丈夫ですよ!"と、声をかけてしまいました。すると、その人は、"実は、僕、飛行機が大の苦手で、今まで何回も海外出張の話はあったのですが断ってたんです。でも、今回は断り切れずに初めてドイツ出張に来たのですが、フライト時間は長いし、こんなに飛行機が揺れるとは!ほんとに、もうこりごりです!"と、仰いました。無事、飛行機がフランクフルト空港に着いて、ガッツポーズをしてお別れをしたのですが、フランクフルトから関空行きの飛行機に乗り込むと、なんと、その人が私の後ろの席に座ってらっしゃるではありませんか!なので、"10時間半のフライトを何とか乗り切りましょう!"と、お互いに励まし合って席に着きました。
この日のフライトは、クリスマスマルクトツアーを楽しんで日本に帰るグループツアーの人達でいっぱいです。そして、飛行機が離陸してしばらくすると、皆さん用意周到で、前方からは柿の種、そして、お隣の席の日本人女性も、おもむろにバッグからミックスあられの入った小さな袋を取り出して、ポリポリと食べ始めました。私は手を伸ばして"1袋、下さい!"と言いたくなる衝動を抑え、"絶対に、私もドイツに帰る時は、機内でおかきを食べてやる!"と、固く心に誓いました。
そんな訳で、ドイツに帰る前に柿の種とピーナッツあげとミックスあられをスーパーで買って、各種2袋ずつバッグに入れて、ドイツに着く頃には全部食べ切りました。
若干、ティンティンが背後霊のようですが、今日の遠近法は成功です!(笑)
僕は、いつもシュリを守ってんねん!
ほんまかな〜?!ティンティンが守ってくれてるんやったら心強いわ!
真偽のほどは分りませんが、おすまししているティンティン、可愛い〜!
シュリも負けじと、ちょっぴりイキってクールぶりを発揮しています。
そう言えば、ヨッヘンと出会ったのはフランクフルト空港でした。全然、ロマンチックでも劇的でもなく運命も感じませんでしたが…!(笑)そのヨッヘンが、明日の夕方、ロシア出張から帰ってきます。今回はいつもより滞在が短くて、5日間が過ぎるのは、ほんとにあっという間です。なので、日本茶とおかきをつまみながら、後半に差し掛かってきた"わりなき恋"を読みながら、残り少なくなってきた1人の静かな時間を楽しむことにします。
わりなき恋。僕には、大人の上級の恋愛は無縁やわ!
大人の恋は、本とドラマと映画にお任せして、僕らは食い気に走っとこ!
そんな訳で、私がこのトラックを抱えるようにして待ち合わせ場所に向かったのですが、このトラック、けっこう大きくて重いです!
待ち合わせ場所に現れたアンドレイにトラックを渡した後、弁慶でランチをしました。アンドレイは、鮭の塩焼き定食、私は湯豆腐と筑前煮定食をいただきました。
ドイツで湯豆腐が味わえるとはさすがはデュッセルドルフです!新しい着物で静々かつきびきびと働いている旅ガールちゃんとも新年の挨拶と今年もよろしくね!と言葉を交わすことが出来ました。
ホテル・ニッコー・レストラン「弁慶」
hotel nikko düsseldorf, Benkay Restaurant
Immermannstrasse 41, 40210 Düsseldorf, Germany
TEL: (0211)834-2620
営業時間 年中無休
昼 12:00〜14:00
(鉄板焼きランチは、金、土、日曜日に限り、12:00〜14:00)
夜 18:00〜21:45 (last order)
ランチの後、アンドレイがデュッセルドルフに来ると必ず立ち寄るアジアンスーパーで、アンドレイの大好きなキムチとブルドックソースをお買い上げをした後お別れし、ジャンジャンさんとの待ち合わせ場所に向かいました。
ジャンジャンさんとカフェでお茶をしたのですが、ランチをしたばかりだというのに、チョコクロワッサンをペロッと食べる私。どんだけ〜!(←古いですか?笑)
実は一昨日の木曜日にジャンジャンさんとランチをしたのですが、その時、私達はお蕎麦を食べる気満々だったのですが、そのお店が木曜日まで冬休み中で再度出直すことにして、久しぶりに"きかく"でランチをすることにしました。
天婦羅と刺身とちらし寿司のランチセットはお上品な味で美味しゅうございました。デザートのみかん1個も残すことなく完食しました。
きかく
Klosterstr. 38, 40211 Düsseldorf
TEL:(0211) 357-853
営業時間月~金 11:30~14:30(last order14:15) / 18:00~22:30(last order 22:15)
日・祝 18:00~22:30(last order 22:15)
定休日土曜日
ランチの後は、ジャンジャンさんのお薦めのカップケーキの店でお茶をしました。色使いが可愛くて、メルヘンチックな雰囲気のカフェ。色とりどりのカップケーキが並んでいて、迷いに迷った結果、チョコクリームのカップケーキを選びました。
実は、その時にジャンジャンさんに渡す物があったのですが、私は肝心の中身を忘れて外側だけ持って来るという新年早々、ドンクサイことをやらかしてしまいました。なので、今日、アンドレイと別れた後、ジャンジャンさんにそのブツを渡す為に週末の買い物に出かけるジャンジャンさんと待ち合わせをしたのです。カフェにつくと、ジャンジャンさんに"Sonaさん、岸恵子さんの本を読まれますか?"と、聞かれたので、"岸恵子さんは女優としてだけでなく作家としても好きなので、何冊か本を読んだことがあるよ。"と、私が答えると、"実は、先月、ドイツに遊びに来ていた母が、私にではなく、Sonaさんに渡して欲しいと岸恵子さんの本を預かっているんですけど、その本を読みますか?”とバッグから1冊の本を取り出しました。
その本を見て、インド人もビックリ!実は前回の一時帰国の時に買いそびれた岸恵子さんの”わりなき恋”だったからです。ジャンジャンさんのお母さまに大感謝です!
"わりない”という意味を辞書で調べると、理性や道理では計り知れない、理屈や分別を超えて、なすすべを知らない、どうしようもない男女関係とありました。一体、どんな関係なのかと思いながら本を読み始めると、70歳目前の女性作家が、大企業のトップマネジメントを担う一回り年下の男性と、偶然隣り合わせたパリ行きのファーストクラスの出会い、ふと交わした歴史的、政治的な"プラハの春"の思い出話から始まるストーリーで、本を読んでいると主人公の女性が、真っ赤な口紅が素敵で、背筋を伸ばして、凛としている岸恵子さんに重なり、もしかして、岸恵子さんの私小説なのかなと思うほどです。最近、読みたいと思う恋愛小説に出会っていなかったので、ここしばらくの間、恋愛小説とは遠ざかっていましたが、この本は、飛行機の中にはドラマがあると思わさせる大人の恋愛小説です。
飛行機と言えば、今回の一時帰国の時のデュッセルドルフからフランクフルトの国内線のフライトの出来事なのですが、30分ほどのフライトなのですが、天候の影響でけっこう揺れました。私もヨッヘンと同じように、飛行中の飛行機の揺れが苦手でほんとに怖いです。でも、心理的なものか、目的地に着く嬉しさで、着陸態勢になって飛行機が下降する時に、雲の中を突っ切るようにガクン、ガクンと揺れるのは全然平気で、心の中でイエィ〜!と叫ぶほどです。雲の下に広がる街の景色を眺めながら何の気なしに隣の席の肘掛けに置かれた指先に目をやると、隣の席の日本人男性の指先が、怖さに堪える余り真っ白になっています。それだけでなく、顔も引きつっています。その人の揺れが怖い気持ちがよくわかるので、思わず、"すごい揺れてますけど、後、もうちょっとで着くので大丈夫ですよ!"と、声をかけてしまいました。すると、その人は、"実は、僕、飛行機が大の苦手で、今まで何回も海外出張の話はあったのですが断ってたんです。でも、今回は断り切れずに初めてドイツ出張に来たのですが、フライト時間は長いし、こんなに飛行機が揺れるとは!ほんとに、もうこりごりです!"と、仰いました。無事、飛行機がフランクフルト空港に着いて、ガッツポーズをしてお別れをしたのですが、フランクフルトから関空行きの飛行機に乗り込むと、なんと、その人が私の後ろの席に座ってらっしゃるではありませんか!なので、"10時間半のフライトを何とか乗り切りましょう!"と、お互いに励まし合って席に着きました。
この日のフライトは、クリスマスマルクトツアーを楽しんで日本に帰るグループツアーの人達でいっぱいです。そして、飛行機が離陸してしばらくすると、皆さん用意周到で、前方からは柿の種、そして、お隣の席の日本人女性も、おもむろにバッグからミックスあられの入った小さな袋を取り出して、ポリポリと食べ始めました。私は手を伸ばして"1袋、下さい!"と言いたくなる衝動を抑え、"絶対に、私もドイツに帰る時は、機内でおかきを食べてやる!"と、固く心に誓いました。
そんな訳で、ドイツに帰る前に柿の種とピーナッツあげとミックスあられをスーパーで買って、各種2袋ずつバッグに入れて、ドイツに着く頃には全部食べ切りました。
若干、ティンティンが背後霊のようですが、今日の遠近法は成功です!(笑)
僕は、いつもシュリを守ってんねん!
ほんまかな〜?!ティンティンが守ってくれてるんやったら心強いわ!
真偽のほどは分りませんが、おすまししているティンティン、可愛い〜!
シュリも負けじと、ちょっぴりイキってクールぶりを発揮しています。
そう言えば、ヨッヘンと出会ったのはフランクフルト空港でした。全然、ロマンチックでも劇的でもなく運命も感じませんでしたが…!(笑)そのヨッヘンが、明日の夕方、ロシア出張から帰ってきます。今回はいつもより滞在が短くて、5日間が過ぎるのは、ほんとにあっという間です。なので、日本茶とおかきをつまみながら、後半に差し掛かってきた"わりなき恋"を読みながら、残り少なくなってきた1人の静かな時間を楽しむことにします。
わりなき恋。僕には、大人の上級の恋愛は無縁やわ!
大人の恋は、本とドラマと映画にお任せして、僕らは食い気に走っとこ!
by mitshuri
| 2014-01-18 23:58
| 生活
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