2015年 05月 24日
ポツダムへ
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今日はヨッヘンと2人でPotsdam(ポツダム)に行きました。ポツダムと聞くと直ぐに頭に思い浮かぶのは、"ポツダム宣言"です。でも、ポツダム宣言って何?と聞かれても勉強不足な私は上手く答えられません。ヨッヘンと一緒に歴史的名所を訪れると、いつも思うことがあって、それは自分の国の歴史をほんとによく知っているということです。それはヨッヘンに限らず、ヨッヘンの友達や家族もそうです。そう言えば、私がエッセンに移り住んで、しばらく経ってから通っていたドイツ語学校のいろんな国のクラスメート達もほんとに自分の国の歴史や経済について知っていました。自分の国の日本についてよく知らないトホホな私をほんとに情けなく思います。
日本の歴史を把握していない私が、ドイツの歴史を熟知しているはずもなく、今回もヨッヘンの説明を聞きながらポツダムの散策をしました。ポツダムはドイツ連邦共和国東北部に位置する郡独立市で、ブランデンブルク州の州都で旧東ドイツ領です。ベルリンの西南近郊に位置し、Havel(ハーフェル川)が流れ、互いに繋がった幾つかの湖があります。
ベルリンの西側にあるWannsee(ヴァンゼー=ヴァン湖)とポツダムの間にあるハーフェル川に架かるGlienicker Brücke(グリーニッケブリュッケ=グリーニッケ橋)を渡りました。
グリーニッケ橋も第二次世界大戦によって破壊されてしまいましたが、1947年に再建されました。戦後、この橋を境にポツダム側が東ドイツに、ヴァン湖側は西ドイツに属することになりましたが、1953年7月3日までは自由に行き来が出来たようです。しかし、その後1961年に壁が出来てからはグリーニッケ橋も一般市民の通行が禁止され、この橋を渡れたのは連合国軍人と外交官のみだったのですが、多くのスパイ達がこの橋の上で情報交換をしていたんだそうです。私にとってはスパイは映画や小説の世界だけですし、今ではその頃の面影がないグリーニッケ橋ですが、それでも歴史に無知な私がその橋を渡ることが何だか不思議な感じがしました。
グリーニッケ橋を渡ると素敵な街並の景色が広がってきました。
ポツダムには歴史的見所がいっぱいあって、1日では回り切れないぐらいです。ドイツ国内だけでなく、いろんな国の観光者が訪れている観光名所で、駐車場には大型観光バスが何台も並んでいます。1745年にプロイセン王国のフリードリヒ大王が造営したSchloss Sanssouci(シュロスサンスーシー=サンスーシー宮殿)や、第二次世界大戦末期の1945年にポツダム会談が行われたSchlossCecilienhof(シュロス ツェツィリーエンホフ=ツェツィーリエンホフ宮殿)などが、1990年に"ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群"としてユネスコの世界遺産に登録されているそうです。
私達は1917年に当時皇太子であったヴィルヘルム・フォン・プロイセンのために建設された、ポツダム会談の開かれたツェツィーリエンホフ宮殿を散策しました。
星型のベコニアの庭園も有名なんだそうです。
宮殿上部の細かく施された装飾や、
ランプが素敵でした。一部がホテルとして利用されているそうです。
とにかくこの地区は広大で自然と緑が豊かで、お散歩を楽しんでいる犬たちを見ると、シュリとティンティンが恋しくなります。
ツェツィーリエンホフ宮殿の見学の後、川辺のカフェレストランでほっと一息。カフェからの景色も美しく、珍しい木のボートや、
観光用だけでなく、自転車がいっぱい積まれた地元の人達が生活のために利用する水上タクシーも発見!
お茶だけのつもりが、メニューにSpargel(シュパーゲル=白アスパラガス)を見つけて、ガッツリ頂きました。青空の下で食すシュパーゲルは一際美味なり!
シュパーゲルでお腹を満たした後は、アレクサンドロフカという小さなロシア人居住区のRussische Kolonie Alexandrowka(ルッスィシェ コロニー アレクサンドロフカ)を散策しました。19世紀前半に、この地区でフリードリヒ大王の保護下にあったロシア人兵士のために建てられたロシア建築様式の建物が12棟残っています。世界遺産に登録されていて、一軒は小博物館として開放されていますが、一部の住居にはまだそのロシア人兵士の子孫が住んでいるそうです。
ロシアのдача(ダーチャ=菜園付きの別荘)を思わせる木造の家屋が並んでいます。
窓辺に飾られた色鮮やかな花がキレイ!
こちらが小博物館です。
まるで雑貨屋さんのような感じで可愛いです!
小博物館の直ぐそばにあるカフェでお茶をしました。私はロシアの紅茶、ヨッヘンはロシアのWostokのジュースで喉を潤しながら、
RoteBete(ローテベーテ=赤ビーツ)がたっぷり入ったロシアのサラダを頂きました。
更に散策を続けたのですが、ロシア人居住区の近くに可愛い水色の集合住宅や、
宗教的なことなのか、ドアに星のマークが飾られている住宅もありました。
キレイな赤い花に癒されました。
ロシア人居住区を後にして、オランダ人居住区を散策しました。切妻形のレンガ造りの建物が左右に134棟並び、オランダで見る街並そのもので、一瞬ドイツにいることを忘れそうになるぐらいです。
18世紀にポツダムで市街拡張に尽力したヤン・ボウマンをはじめとするオランダ人建築家たちのために与えられた土地なのだそうですが、花屋さん、雑貨屋さん、洋服屋さん、カフェレストランが並んでいて、とにかくオシャレで可愛いです!
路地を入った中庭にあるカフェも素敵です!
気の向くままに散策を続けたのですが、
1っ1っのお店がほんとに可愛くて、立ち止まって見入ってしまいます。
店先に飾られた花もほんとに素敵!
煉瓦の赤い色とテーブルクロスのブルーの組み合せや、
お店の窓際に飾られているオランダの木靴も素敵!
私達も青空の下でお茶をしました。ほんとに気持ちが良いです!
カフェの入り口のお花を眺めているだけで顔がほころんできます。
通りの向こう側に見える教会。
私達のポツダムの散策も終わりに近づいてきました。
青空に映える2っの塔を見上げ、
来た時と同じように、パリの凱旋門を思わせる門を抜けました。
今日は朝から眩しいぐらいの青空が広がり、ほんとに清々しく気持ちの良いお天気でした。好天気に恵まれてポツダムの街の散策を満喫しました。歴史的名所でヨッヘンにいろいろと教えてもらって、ちょっとだけ賢くなった気分でウルリケ夫婦宅に帰りました。(笑)
義妹のウルリケ夫婦宅に帰ってから蛇を眺めていると、1匹だけだとばかり思っていた蛇が2匹いることに気がつきました!
蛇だけに今日の記事も長い。な〜んちゃって!(笑)お後がよろしいようで‥!(笑)
*お知らせです*
しずちゃんこと円谷静香さんの美容室"Hair make Chika"の詳細は下記の通りです。よろしくお願い致します。
Hair make Chika
円谷静香
Schützenstr.4, 40211,Düsseldorf, Germany
電話 017672884395
営業時間 10:00〜20:00
定休日 日曜日、月曜日
デュッセルドルフ中央駅からお越しの方は、
トラム703,704,712,713,バス721,722
pempelforter Str.駅下車、徒歩5分。
わからない方はお電話下さい。
ご予約承りしております。
日本の歴史を把握していない私が、ドイツの歴史を熟知しているはずもなく、今回もヨッヘンの説明を聞きながらポツダムの散策をしました。ポツダムはドイツ連邦共和国東北部に位置する郡独立市で、ブランデンブルク州の州都で旧東ドイツ領です。ベルリンの西南近郊に位置し、Havel(ハーフェル川)が流れ、互いに繋がった幾つかの湖があります。
ベルリンの西側にあるWannsee(ヴァンゼー=ヴァン湖)とポツダムの間にあるハーフェル川に架かるGlienicker Brücke(グリーニッケブリュッケ=グリーニッケ橋)を渡りました。
グリーニッケ橋も第二次世界大戦によって破壊されてしまいましたが、1947年に再建されました。戦後、この橋を境にポツダム側が東ドイツに、ヴァン湖側は西ドイツに属することになりましたが、1953年7月3日までは自由に行き来が出来たようです。しかし、その後1961年に壁が出来てからはグリーニッケ橋も一般市民の通行が禁止され、この橋を渡れたのは連合国軍人と外交官のみだったのですが、多くのスパイ達がこの橋の上で情報交換をしていたんだそうです。私にとってはスパイは映画や小説の世界だけですし、今ではその頃の面影がないグリーニッケ橋ですが、それでも歴史に無知な私がその橋を渡ることが何だか不思議な感じがしました。
グリーニッケ橋を渡ると素敵な街並の景色が広がってきました。
ポツダムには歴史的見所がいっぱいあって、1日では回り切れないぐらいです。ドイツ国内だけでなく、いろんな国の観光者が訪れている観光名所で、駐車場には大型観光バスが何台も並んでいます。1745年にプロイセン王国のフリードリヒ大王が造営したSchloss Sanssouci(シュロスサンスーシー=サンスーシー宮殿)や、第二次世界大戦末期の1945年にポツダム会談が行われたSchlossCecilienhof(シュロス ツェツィリーエンホフ=ツェツィーリエンホフ宮殿)などが、1990年に"ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群"としてユネスコの世界遺産に登録されているそうです。
私達は1917年に当時皇太子であったヴィルヘルム・フォン・プロイセンのために建設された、ポツダム会談の開かれたツェツィーリエンホフ宮殿を散策しました。
星型のベコニアの庭園も有名なんだそうです。
宮殿上部の細かく施された装飾や、
ランプが素敵でした。一部がホテルとして利用されているそうです。
とにかくこの地区は広大で自然と緑が豊かで、お散歩を楽しんでいる犬たちを見ると、シュリとティンティンが恋しくなります。
ツェツィーリエンホフ宮殿の見学の後、川辺のカフェレストランでほっと一息。カフェからの景色も美しく、珍しい木のボートや、
観光用だけでなく、自転車がいっぱい積まれた地元の人達が生活のために利用する水上タクシーも発見!
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シュパーゲルでお腹を満たした後は、アレクサンドロフカという小さなロシア人居住区のRussische Kolonie Alexandrowka(ルッスィシェ コロニー アレクサンドロフカ)を散策しました。19世紀前半に、この地区でフリードリヒ大王の保護下にあったロシア人兵士のために建てられたロシア建築様式の建物が12棟残っています。世界遺産に登録されていて、一軒は小博物館として開放されていますが、一部の住居にはまだそのロシア人兵士の子孫が住んでいるそうです。
ロシアのдача(ダーチャ=菜園付きの別荘)を思わせる木造の家屋が並んでいます。
窓辺に飾られた色鮮やかな花がキレイ!
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更に散策を続けたのですが、ロシア人居住区の近くに可愛い水色の集合住宅や、
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18世紀にポツダムで市街拡張に尽力したヤン・ボウマンをはじめとするオランダ人建築家たちのために与えられた土地なのだそうですが、花屋さん、雑貨屋さん、洋服屋さん、カフェレストランが並んでいて、とにかくオシャレで可愛いです!
路地を入った中庭にあるカフェも素敵です!
気の向くままに散策を続けたのですが、
1っ1っのお店がほんとに可愛くて、立ち止まって見入ってしまいます。
店先に飾られた花もほんとに素敵!
煉瓦の赤い色とテーブルクロスのブルーの組み合せや、
お店の窓際に飾られているオランダの木靴も素敵!
私達も青空の下でお茶をしました。ほんとに気持ちが良いです!
カフェの入り口のお花を眺めているだけで顔がほころんできます。
通りの向こう側に見える教会。
私達のポツダムの散策も終わりに近づいてきました。
青空に映える2っの塔を見上げ、
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今日は朝から眩しいぐらいの青空が広がり、ほんとに清々しく気持ちの良いお天気でした。好天気に恵まれてポツダムの街の散策を満喫しました。歴史的名所でヨッヘンにいろいろと教えてもらって、ちょっとだけ賢くなった気分でウルリケ夫婦宅に帰りました。(笑)
義妹のウルリケ夫婦宅に帰ってから蛇を眺めていると、1匹だけだとばかり思っていた蛇が2匹いることに気がつきました!
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by mitshuri
| 2015-05-24 23:58
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